産後ケア拡充 里帰りもOK 病院やホテル4カ所で 市民の声受け浦安市

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 浦安市は、出産後の母親のための産後ケア事業の対象を、市内に里帰りした人にも広げる。産後ケアを実施している市内の病院やホテルの4カ所で、年明けから順次始める。市内に実家がある女性も産後ケア事業の枠組みに含めるのは千葉県内では珍しいという。

 市健康増進課によると、市内の子育て世帯の多くは、親世代と離れて暮らす核家族。出産後に近くでサポートする親族が少ないなどの事情を踏まえ、市では2014年10月から産後ケア事業を導入した。初産で育児への不安がある母親を対象に、助産師が相談に乗ったり、母体のマッサージ方法などを助言したりして、母親の心身をサポートする。

 市内では、出産直後または産後60日未満の母親を対象に、最大6泊7日利用できる「宿泊型」のケアを、東京ベイ・浦安市川医療センターと順天堂大学医学部付属浦安病院で展開。産後120日以内を対象に、ホテルの客室を利用した「日帰り型」をオリエンタルホテル東京ベイとホテルエミオン東京ベイで実施している。

 利用料金は日帰りが1日4千円、宿泊は1泊6千円。今年4~10月までの利用実績は、宿泊型が計48人、日帰り型が計133人だった。

 実家が市内にあり、里帰りしても親世代が自営業で、出産後に家族が十分なサポートをできないケースもあるといい、市民からの要望を受けて、産後ケアの対象を広げる。

 里帰りの人の利用は、日帰り型で来年1月9日から、宿泊型で3月1日から始める。いずれも予約は受け付け開始している。