コウノトリ保護へ 野田市の事例紹介 都内でシンポ

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事例発表をする野田市の鈴木市長=東京都台東区の東京都美術館講堂

 関東エコロジカル・ネットワーク推進協議会(涌井史郎会長)は、東京都美術館講堂で、コウノトリやトキの保護活動を通じて関東地方の生物多様性について考える「多様な生きものでつながる地域づくりシンポジウム」を開催した。

 国立科学博物館の林良博館長が基調講演でコウノトリの飼育施設を整備し試験放鳥に取り組む野田市の取り組みなどを紹介した。

 同協議会の事務局を務める国交省関東地方整備局の小林稔河川部長は、同市など30市町で構成する「コウノトリ・トキの舞う関東自治フォーラム」の保護活動の状況を説明。2030年には関東の空にコウノトリの群れが舞い、50年には絶滅の危機から脱するという目標を掲げた。

 事例発表では同市の鈴木有市長がコウノトリのため農薬の空中散布をやめ玄米黒酢を散布していることなども報告。「今後もコウノトリの放鳥を行いながら、自然再生の取り組みを継続していく」と話した。