新旭庁舎防災拠点に 公園と一体的に機能 基本設計素案公表

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新庁舎の外観イメージ(旭市提供)
新庁舎の外観イメージ(旭市提供)

 旭市は、旭文化の杜公園の一部に建設予定の新庁舎に関する「基本設計」の素案をまとめた。地上5階地下1階建ての免震構造で、現庁舎の解体などを含む概算事業費は約53億5200万円を見込む。災害時には駐車場を避難・救護の場とするなど、防災拠点として公園と一体的に機能させるという。14日開かれた市民会議で公表した。

 現在の市役所は築53年。耐震性を示すIs値は最低0・23と低く、老朽化が進んでいる。市議会は昨年12月、建設地を同公園の一部に定める議案を可決した。

 素案では、延べ床面積は地下を含め約1万4200平方メートル。高さは約24メートル。鉄筋コンクリート製の部材を使用し、2019~20年度にかけて建設するという。

 災害時には、庁舎内の各室を災害対策室やボランティアに関する部屋、救護・診療の場に機能転換することが可能。行政機能を維持できるよう、非常用発電機や非常用排水槽を備える。

 まちづくりの拠点とするため、1階には各種発表会が行える市民活動の場、偉人などに関する展示や観光情報の発信ができる場所を用意。1階と、眺望の良い最上階の5階に市民の憩いの場を設ける計画だ。

 市民会議では、素案について意見を交わした。市は、内容についてパブリックコメントを実施する方針。同会議で明智忠直市長は「新しい時代のまちづくりの拠点となるよう(事業を)進めていきたい」とした。