職場にイクボス浸透を 7事業所から40人 働き方改革へ意見交換

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イクボスをテーマに業務を振り返り、意見交換する参加者=千葉市美浜区の市総合保健医療センター

 働き方改革の一環で千葉市は、ワーク・ライフ・バランスの実現を目指して発足した「ちばイクボス同盟」参加事業者の異業種交流会を開催した。市役所など7事業所から管理職ら約40人が日頃の業務を振り返り、ワークショップで課題を洗い出した。

 イクボスは部下の子育てを中心とした私生活とキャリアを積極的に応援し、自らも両立を実践している上司を意味する。NPO法人ファザーリング・ジャパンが主導し、現在は全国168社が賛同。交流会には熊谷俊人市長が駆け付け「働きやすい千葉市づくりをまち全体でやっていく」と宣言した。

 講演では三井不動産系列の上場会社で社長などを務めた同法人の川島高之理事(53)が、失敗談を交えながらイクボスの条件を解説。「ワーク・ライフ・バランスは経営戦略で、組織の成果は部下の満足度と比例する。上司が部下の私生活に寄り添い、声掛けや配慮をしてあげることが重要」と強調した。

 参加者はグループに分かれ、イクボスについて活発に意見交換。「部下への声掛けを心掛けている」「有給休暇を取らないのが当たり前という雰囲気。会社全体で改善したい」などと、お互いに取り組み方を学び、今後に生かしていくことを誓った。

 市は多様な人材活用を進めようとダイバーシティ推進事業部を創設し、産官学による「イクボス共同宣言」を全国で初めて行った。ちばイクボス同盟には▽イオン▽ウェザーニューズ▽JFEスチール東日本製鉄所(千葉地区)▽日本政策金融公庫千葉支店▽千葉銀行▽千葉大学▽市-の計7事業者が加盟している。