出生率1・60、千葉県内最高 安い宅地に子育て世代流入 木更津市

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 木更津市の2016年の合計特殊出生率が1・60となり、流山市の1・57を抜いて千葉県内の自治体で最高だったことが、木更津市への取材で分かった。比較的安価な宅地に若い世代が流入しているためで、市は「安心して子どもを産み育てられる市にして、さらに増やしていきたい」としている。

 合計特殊出生率は、1人の女性が生涯に産む子どもの推定人数。16年は、全国で1・44、千葉県は1・35だった。木更津市福祉部によると、市内では特に25~29歳の出生率が高かった。同市は13年にも1・52で県内最高になっている。

 市内では東京湾アクアライン効果を背景に、宅地開発と人口増が続いており、イオンモール木更津や三井アウトレットパーク木更津なども進出。同部は、雇用の場が増えたことも一因とみている。

 その半面、市内では近年、保育園に入れない待機児童が恒常的に発生。今年4月1日時点では、前年同期より6人減ったものの86人に上り、県内で6番目の多さだった。ここ数年、市内の保育園は毎年増えているが、入所希望に追いついていない状況という。

 市は、受け入れ定員の増加が期待できる、市立保育園の民営化計画を策定するなど対策を進めている。来年4月には、妊娠から子育て期の支援を包括的に行う「子育て世代包括支援センター」の開設を予定する。

 市は「(出生率に)見合った子育て支援を充実させないと行き場がなくなる。一つ一つ進めたい」としている。