観光船17日再開へ 事業者が安全規定見直し 香取・佐原

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運行自粛で小野川に並ぶ観光船=8月、香取市佐原イ

 香取市佐原の小野川で8月、遊覧観光船の男性船頭=当時70代=が橋の主桁(しゅげた)と船の屋根に頭をはさまれ死亡した事故で、船の運行を自粛していた事業者の「ぶれきめら」(同市佐原イ、久保木一三社長)は11日、運行を17日に再開すると発表した。国土交通省関東運輸局など関係機関の指導を受け、再開のめどが立った。

 同社によると、事故後に同局などが現場検証に入り、ヒアリングを行った。同局は安全管理規定の見直しを同社に求めたという。

 要請を受け、同社は事故現場で、ほかの橋よりも低い位置に架かっている「中橋」においては①橋桁と船上の距離が30センチ以下の場合は運行しない②5メートル手前で一時停止し、通過の際は最徐行する-などと規定を見直し。今月5日に同局に受理された。

 久保木社長は「関係者の皆様に改めておわび申し上げる。社員一同、安全を最優先に佐原の地域振興に寄与できるよう努めていく」とコメントした。

 17日は、午前9時半から安全祈願祭を行い、同10時から運行開始の予定。小野川沿いを観光していた銚子市の無職女性(75)は「佐原といえば観光船。再開はうれしい」と喜んだ。