「サーフィンで笑顔に」 南アの子どもたちにボード寄贈へ 出発式、121本を発送 一宮

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釣ケ崎海岸には121本のサーフボードが集まった=20日、一宮町
サーフボードの積み込み作業を手伝う稲葉さん(右)

 一宮町のサーフショップで構成する「一宮町サーフィン業組合」(鵜沢清永組合長)が中心となって進めてきた南アフリカ共和国の子どもたちにサーフボードを寄贈する活動の出発式が20日、2020年東京五輪のサーフィン会場になる釣ケ崎海岸で開かれた。「貧困に苦しむ子どもの笑顔のためにサーフボードを贈ろう」と始まったプロジェクトで、組合員らが121本のボードを南アフリカに向けてコンテナ車に積み込んだ。

 活動は政府のスポーツを通じた国際協力事業「スポーツ・フォー・トゥモロー」の認定を受けている。釣ケ崎海岸が五輪サーフィンの開催地に決まったことを受け、町内のサーフショップ13店舗が加盟する同組合が、5月から活動を展開してきた。

 町内のサーフショップやサーフブランドなどから、中古と試作品のボードが寄せられた。ボードは船で輸送され、南アフリカでストリートチルドレンの支援活動をしているNGO団体に10月下旬に届けられる。

 ボードの積み込み作業には一宮町出身のプロサーファー、稲葉玲王さん(20)も駆け付けた。稲葉さんは6、7月に南アフリカで開かれた大会に参加したといい「現地では貧富の差があると思った。素晴らしい活動で、南アフリカの子どもたちにサーフィンを楽しんでほしい」と語った。

 同組合の鵜沢組合長(42)は「現地の子どもたちには薬物や暴力に走らず、サーフィンを通じてスポーツに目を向けてもらいたい」と話した。