保線作業車が“房総横断” 小湊鉄道に譲渡 いすみ鉄道

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 いすみ鉄道(大多喜町)は19日、同町の上総中野駅で高所の倒木伐採作業も可能な「保線作業用モーターカー」を同駅で接続する小湊鉄道(市原市)に引き渡した。

 この車両は高さ約3・8メートル、幅約3メートル、長さ約6・4メートル。地震後のレール点検、線路沿いを除草する薬剤散布にも使われる。老朽化したため、いすみ側は今年、別の中古車両を導入。これまで保線作業を軌道自転車などで対応しトンネルでの作業などが難しかったという小湊側が「有効活用したい」(田中康嗣常務)と引き取った。

 譲渡式はいすみ側の本線から側線を経由し小湊側の本線に車両を走らせる形で行われた。

 いすみ鉄道の鳥塚亮社長は「線路がつながっていることをお見せしたかった」と述べ、「房総横断鉄道」の実現を期待する鉄道ファンが見守った。