「懸垂型」ならではの眺望 大手学習塾CMほか 千葉都市モノレール 【ロケ地を訪ねて】

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 「ほかの鉄道は、防音壁などが邪魔になり、車窓の夜景がうまく画面に入らない」

  千葉都市モノレールの広報担当、小見隆一さん(41)が、大手学習塾のCM撮影の際、スタッフから聞いた言葉だ。懸垂型モノレールならではの眺望の良さが、ロケ地に選ばれる重要なポイントになっている。

 秋に全国公開予定で、話題作として注目を集める映画のロケが先月はじめ、千葉駅で行われた。ここでは懸垂型モノレールが、「近未来都市」という製作側のイメージと合致した。ただ、花見時期と重なったため乗降客が通常より多く「ホームは決して広くないので、安全面にはとても気を使った」(小見さん)。事故防止の意識徹底、理解、協力を撮影スタッフにも強く要請した。

 通勤、通学風景の撮影要望も多い。商品紹介番組「商品降臨」(テレビ東京)や通勤ファッションを特集した雑誌にも登場。このほか、稲毛区の本社ビルが、警察署として刑事ドラマに使われた実績がある。

 小見さんは「テレビや映画に登場することは利用客の増加、会社のイメージアップにつながると思う。さらに市のイメージアップにも貢献できるのでは」と期待を込める。

 今年、開業二十周年を迎えた千葉都市モノレール。年間約千六百二十万人、一日当たり四万四千五百人(いずれも二〇〇六年度実績)に利用されている。懸垂型としては、営業距離(一五・二キロ)は世界一長い。

 【所在地】本社は稲毛区萩台町199-1 電話043-287-8211