中学生10人お手柄 強風の日 火災拡大防ぐ 銚子市消防本部が感謝状

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 銚子市外川町で先月発生した民家火災の際に、簡易消火栓やバケツを使った初期消火で被害拡大を防いだとして、同市消防本部は9日、銚子市立第二中学校の生徒10人と地元3町内会に対し感謝状を贈った。

 市消防本部によると、1月4日午後0時10分ごろ同市外川町の民家から出火し、木造2階建て延べ約136平方メートルを全焼。民家と物置の計7棟にも延焼し、車2台も焼失。焼け跡から1人の遺体が見つかった。

 生徒10人は火災現場に駆け付け、近所の民家から水を分けてもらってバケツリレー。このうち3人は地域住民に協力し、簡易消火栓を使う準備も手伝った。

 当日は7・3メートルの風が吹くなど、火が拡大する要素が重なっていたという。昨年12月に新潟県糸魚川市で大規模火災が発生しており、消火に協力した同校3年の向後美波さん(15)は「あんな風になったらどうしようかと思った」と緊迫した現場を振り返った。

 山口昌一郎消防長は「被害を最小限に食い止められたのは『自助・共助』あってこそ。感謝している」と謝辞を述べた。同校3年の地下千晶さん(15)は「怖かったけれど、できるだけ早くバケツリレーしようと思った」、部活帰りだった同校2年の宮内颯太さん(14)は「感謝状をもらえるとは思わなかったのでうれしい」とはにかんだ。

 被表彰者は次の通り。(敬称略)

 【個人(同校生徒)】酒谷大輝、木村龍、山口澪二、宮内颯太、藤本圭、白川将太、白川勇太、田村翔大、地下千晶、向後美波

 【団体】銚子市外川町1の1町内会、同市外川町2の中央町内会、同市外川町2の南町内会