汽笛響かせ勝浦出発 SL雄姿にファン歓声

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 房総のJR勝浦―館山駅間で21日、「デゴイチ」の愛称で人気のあるD51形の蒸気機関車(SL)の運行が始まった。SLは黒い煙を吐き、景色を煙らせて快走。駅や沿線には雄姿を一目見ようと多くの鉄道ファンらが駆け付け、歓声を上げた。22日まで。

 JR千葉支社の観光キャンペーンの一環。同区間にSLが登場するのは9年ぶりで、1カ月前に発売された指定券は瞬く間に売り切れたという。「デゴイチ」は1940年製で、69~78年に造られたレトロな客車6両(乗客約430人)を引っ張った。

 勝浦市の勝浦駅で開かれた出発セレモニーで、藤森伸一JR千葉支社長は「沿線でSLを見掛けたら手を振るなどアクションを取って楽しんでもらえたら」とあいさつした。SLは雨宮謙太勝浦駅長と猿田寿男市長らの合図で汽笛を響かせて出発。詰め掛けたファンらが盛んにカメラのシャッターを切った。

 22日もディーゼル機関車のけん引で館山駅を午前8時54分に出発し、同11時42分に勝浦駅に到着する。勝浦駅発は午後1時18分で同3時42分に館山駅に着く。両駅のほか、停車する千倉、安房鴨川、安房小湊の各駅では、地元産品の販売や伝統芸能の披露などイベントが開かれる。