にほんごであそぼ 母子に好評、活気づく さつきが丘名店街(花見川区) 【ロケ地を訪ねて】

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 巨大なかぶり物、黒地に白の水玉模様の服-。やや奇妙な装いで三味線の弾き語りをする、うなりやベベン(浪曲師、国本武春)さん。力強い歌声の背景として名店街は登場する。

 「こころよではいっておいで」で始まる「こころよ」。29歳で逝った詩人、八木重吉氏(1898~1927)の作品に、うなりやさんが曲を付けた。NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」で、昨年6月から放映されてきた。

 「活性化になれば」。日用雑貨店を営む同名店街協同組合の代表理事、湯澤さん(69)らは、スタッフの要請で出演した。ハート型の風船を手に、着流し姿の子どもたちと一緒に曲に合わせて踊った。

 反響は大きかった。「見ましたよ」と、子どもを連れた若い母親の来店が増え、県外の知人からも連絡が入った。

 1972年に入居開始となったさつきが丘団地は賃貸、分譲合わせて2900戸。名店街はそのほぼ中央にあり、250メートルの歩行者専用道路の両側に約30店が並ぶ。団地住民の高齢化などで厳しい経営状況は続くが、湯澤さんは「各店がきめ細かな配達を心掛けるなど、最も身近な商業施設として頑張る」。