ハロウィーン列車進行 生徒が装飾、仮装 いすみ鉄道

 いすみ鉄道(大多喜町)で30日、ハロウィーン列車が運行された。初めて県立大多喜高校の生徒が列車内を装飾し、仮装姿で乗客に菓子を振る舞っておもてなし。ローカル線のイベントを盛り上げた。

 同列車への生徒の参加は、沿線の中高生の代表が同鉄道の活性化を考える「中高生いすみ鉄道存続プロジェクト会議」で議題になっていた。同校有志の男女5人が快諾した。

 生徒は朝から車内をきらびやかなモールやオレンジ色のジャック・オー・ランタンのフィギュアなどで飾り付け。人気キャラの着ぐるみやシスター、プロ野球のユニホームなどの衣装をそろえた。

 「ハッピーハロウィーン」と元気なあいさつで車内に登場すると、子どもにはつかみ取りできた分の菓子をプレゼント。大人は「トリック・オア・トリート」(お菓子をくれないと、いたずらするぞ)の合言葉で菓子をサービスしていた。

 2年生の渡辺悠花さん(16)は「提案が実現できてよかった」と笑顔で話した。


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