房総さとやまGO実証運行 路線バス 広域観光ルート開拓へ 市原市 君津市

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 市原市と君津市は12日、広域観光ルートの開拓に向け、小湊鉄道養老渓谷駅とJR久留里駅を結ぶ路線バス「房総さとやまGO」の実証運行を始めると発表した。22日~12月11日の土日祝日限定で、バス事業も手掛ける小湊鉄道などが1日7便走らせ、新たな人の流れと観光需要を創出する。

 近接しながらも公共交通によるアクセスが悪かった双方を結び、沿線活性化を図る地方創生の取り組み。コースは里山トロッコ列車の下り終着の養老渓谷駅から弘文洞入口、老川、七里川温泉、亀山藤林大橋、久留里駅までの片道約25キロ。バスでは観光ガイドが各地域の見どころを案内する。

 関連観光事業として、市原市では里山サイクリングツアーや人気バラエティー番組で話題の宝林寺での座禅体験などを企画。君津市では久留里の名水を使ったコーヒー・煎茶入れ体験や亀山湖でのプレゼントキャンペーンなどを用意し、心身を癒やす秋の里山巡りを楽しんでもらう計画だ。

 運賃は1回の乗車につき大人300円、小学生150円、乳幼児無料。実証運行の結果は来年3月までにまとめ、公表するという。

 市原市役所では12日、両市と小湊鉄道のトップが共同で記者会見。市原市の小出譲治市長は「里山の素晴らしい文化と魅力を体験してほしい」、君津市の鈴木洋邦市長は「とても有意義な時間が過ごせると確信している」とし、小湊鉄道の石川晋平社長は「これまで以上の連携で地域の魅力向上に取り組む」と述べた。

 また、3者は成田空港と羽田空港から1時間程度の距離に位置する強みを生かし、今後も「世界に一番近い『SATOYAMA』プロジェクト」として、好循環を生む新たな地域の魅力の創出を図るとしている。