地方創生の推進役発足 「富津ブランド」発信へ 

 地方創生に向け富津市が策定した総合戦略を推進するNPO法人「オール富津情報交流センター」(AFICC)が発足した。観光が売りの同市金谷地区と生活利便性の高い市北部地区に、それぞれの強みを生かした南北2拠点をつくり、約20事業を展開、観光客の取り込みや企業誘致、移住促進につなげる。

 同法人は、総合戦略の策定に携わった有識者や市内事業者らを中心に結成。国の地方創生加速化交付金7730万円を活用し、同市が総合戦略に掲げた基本方針「シティープロモーションによる地域の活性化」などを実現すべく、具体的な施策を実行する。

 市南部の金谷地区では旧旅館を活用し、新たな観光コンテンツを生み出す拠点「南部観光ビューロー」を、市北部ではイオンモール富津に、起業や移住を支援する拠点「北部ビジネスビューロー」をそれぞれ設置。2拠点を軸に各種事業を進め、市内全体に新たな人の流れをつくることを目指す。

 例えば、地図を元にチェックポイントを回って写真を撮影し、得点を集める「フォトロゲイニング」を観光客や企業研修向けに開いたり、市内の空き家や空きスペース情報を収集し、利用者の要望を聴いてマッチングさせる仕組みを作ったりする。

 同法人の鈴木裕士理事長は「一番やりたいことは富津のブランド化。富津はすばらしい資源に恵まれているが、うまく伝わっていない。富津ブランドという形で多くの人に知ってもらいたい」と意気込んだ。

 同法人は会員を募集している。問い合わせは金谷美術館内の同法人事務局、電話0439(69)8111。


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