横綱目指しクモ合戦 県内外の100人真剣勝負 富津

 体長約1センチのクモ「ネコハエトリ(通称・フンチ)」を台上で戦わせる「クモ合戦」が4日、富津市の市立富津小学校体育館を会場に行われた。地元の子どもたちや県外からの参戦者ら約100人がエントリーし、“横綱”の座を巡って熱戦が繰り広げられた。

 クモ合戦は、漁師が漁の合間に行う遊びとして江戸時代から始まったとされる。伝統文化を継承しようと、地元住民で結成する「富津フンチ愛好会」が毎年、5月の連休中に大会を開いている。

 今年からは、漁師町の富津らしく、大漁旗をイメージした優勝旗を用意。2匹のクモが前足を大きく広げて相手を威嚇したり、組み合ったりする対決に観戦者の人だかりができた。

 同市の保育園児、森田康介君(5)は、兄の惣介君(7)との兄弟対決を制し、決勝トーナメントに進出。二人は「(クモは)おじいちゃんが家の近くで見つけてくれた。楽しかった」と笑顔を見せた。

 参加者は年々、増えているといい、同会の小坂和幸さん(37)は「次の世代に伝えることが使命。大会を通じて子どもたちが楽しめる場をつくりたい」と話していた。


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