野田市が組み体操中止 安全考え小中学校に通知

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 野田市は市立小中学校計31校の運動会・体育祭で行われている組み体操を2016年度から全面的に中止することを決め24日、各校長に文書で通知した。練習中のけがの多さを踏まえた措置で、児童生徒の安全を確保する狙い。代わりの種目は各校が今後検討していく。

 市教委指導課によると、本年度、運動会・体育祭で組体操を実施した小中学校は計26校。市が昨年12月、組み体操によるけがの状況を調査したところ、本年度行われた練習中に児童生徒計20人がけがを負い、病院を受診していたことが分かった。

 うち2人は骨折の重傷で、ねんざや打撲の児童生徒もいた。人を持ち上げたり肩に乗せたりする組み体操「ピラミッド」や「タワー」でのけがは6人で、いずれも軽傷だった。

 同市小中学校校長会は調査結果を受け、市教委との協議を経て23日に中止を決定。同課は「組み体操は重篤なけがをする危険性が高いことから、実施しないことにした」としている。

 市は代わりに実施する種目について、「十分な練習期間を設けるなど、安全を第一に考えて実施を」と各校に要請した。