福娘が鬼退治! 香取神宮で節分の豆まき

 香取市の香取神宮(高橋昭二宮司)で3日、節分の豆まきが行われた。宇井成一市長をはじめ、かみしも姿の“年男・年女”役の氏子らが拝殿の廊下などから四方に威勢良く、縁起物の小袋に入った福豆をまくと、多くの参拝客らは1年間の福を呼び込もうと、懸命に手を伸ばしたり、背伸びしたりしていた。

 同神宮の豆まきは「香取神宮節分祭追儺(ついな)式」として、明治初期から伝わる厄払い行事。弓の弦を打ち鳴らす儀式などの他、本殿に隠れている赤鬼と青鬼を、2人のみこが務める“福娘”が「鬼は外」と豆をぶつけて拝殿の外へ追い出す姿に、参拝客から大きな拍手が送られた。

 この日はおよそ700人の参拝客が境内に訪れた。長女の日織ちゃん(3)を抱いて家族3人で参加した印西市の主婦、林田麻実子さん(35)は「神宮の節分には初めて来たが、今年も明るく、楽しい年になればいい」。香取市の会社員、林信之さん(34)も長女の衣千花ちゃん(1)を抱きながら「今年1年、娘が健康に過ごすことができたら」と笑顔で話した。

 同神宮での豆まきは例年大相撲の錣山(しころやま)親方(53)=元関脇寺尾=と、1月30日に引退相撲を行った立田川親方(34)=元小結豊真将=が参加することでも有名だが、昨年に次いで不参加となった。


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