真冬の海で「わっしょい」 寒中水泳に586人 館山湾

輪になり、気勢を上げながら冬の海に挑む参加者=16日、館山市の北条海岸
輪になり、気勢を上げながら冬の海に挑む参加者=16日、館山市の北条海岸

 館山市の冬の風物詩である第69回館山湾寒中水泳大会が16日、北条海岸で行われた。中学生から83歳までの男女586人が参加。みんなで肩を組み「わっしょい、わっしょい」と気勢を上げながら真冬の海に挑んだ。

 午前10時現在の気温は9・8度、水温は14・1度と例年よりも暖かい気候。参加者は入念な準備体操と恒例の天突き体操で気合を入れ、午前11時半に太鼓の合図で一斉に海に駆け込んだ。時折、西北西からの冷たい風が吹く中、学校や職場の旗を中心に輪を作り、約10分間、肩や腰まで海水に漬かった。

 最高齢の参加者である同市の元中学校長、小松雄光さん(83)は「寒中水泳には暖かすぎるぐらいの条件。健康のため一昨年から朝晩に水をかぶっているから寒さを感じない」と余裕の様子。初めて参加した同市の中学2年生、柳井優希君(14)は「思っていた以上に寒かったけど、楽しかった」と笑顔を見せた。

 同市の寒中水泳は1925年に旧制安房中学校(現千葉県立安房高校)の水泳部の寒中稽古で行ったのが始まり。48年に現在の天皇陛下が訪れた際、記念行事として市が開催し現在に至っている。


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