2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

3日連続大イノシシ捕獲 85キロ級「珍しい」 大多喜の小林さん

大イノシシを捕獲した小林さん(右)と、一緒に運搬した薗田さん=市原市朝生原
大イノシシを捕獲した小林さん(右)と、一緒に運搬した薗田さん=市原市朝生原

 大多喜町老川地区の小林栄さん(82)が、体長約130センチ、体重約85キロの大イノシシを3日連続で捕まえた。箱わな猟を約20年続け、年間100頭前後を捕獲する小林さんは「1度に10匹捕らえることはあったが、大物が続くのは珍しい」と顔をほころばせた。

 小林さんは狩猟歴約60年のベテラン。箱わなは縦横100センチ、奥行き200センチで、手作りの金属製。米ぬかをベースにした餌でおびき寄せるという。

 11月中旬、イノシシの足跡と長年の経験を頼りに、自宅周辺の山中に15カ所ほど仕掛けた。12月初旬に見回ると、ほぼ同じ大きさのイノシシがそれぞれ別の場所に連日掛かっていた。一般的なサイズの体長70~80センチ、体重30~40キロをはるかに超えており、親戚の薗田晃さん(73)と一緒に市原市内の薗田さん方まで運搬して解体した。「脂ののりが良くて最高」と小林さん。肉は近所の人にお裾分けするという。

◆被害続出で住民決起

 老川地区では4~5年前からイノシシなどに田畑を荒らされる被害が続出しており、地域の有志13人が害獣を駆除する団体「養老渓谷ワナ研究会」(米本郁徳会長)を立ち上げた。小林さんの指導の下、狩猟免許の取得や捕獲技術の向上を目指す。

 小倉慶二郎副会長(66)は、10アールの田んぼで丹精込めて育てた稲を食い荒らされた経験があるという。電気柵を設置しても百パーセント防ぐことはできず、草刈りなど維持管理も必要。行政に害獣駆除を要望しても改善しなかったといい、「自分たちでやれることはやろう」と決意した。

 「捕獲する数より、生まれる数が多い」と頭を痛める小倉さん。まずは個体数減を目標としており、「肉も有効活用できれば」と意気込んでいる。


  • LINEで送る