海越え四国・松山から銚子へ 来春にも運行開始 伊予鉄道から購入の2両

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クレーンでつるされ貨物船から陸揚げされる車両=15日、銚子市黒生町
クレーンでつるされ貨物船から陸揚げされる車両=15日、銚子市黒生町
老朽化した車両と入れ替える車両が伊予漁港(松山市)から銚子漁港に到着。クレーンでつるされ貨物船から陸揚げされる=15日、銚子市黒生町
老朽化した車両と入れ替える車両が伊予漁港(松山市)から銚子漁港に到着。クレーンでつるされ貨物船から陸揚げされる=15日、銚子市黒生町

 銚子電鉄(銚子市)は、老朽化した車両と入れ替える2両編成車両を伊予鉄道(松山市)から購入した。車両は松山港から貨物船で運搬され15日朝、直線で約770キロ離れた銚子漁港へ到着。アイボリー色にオレンジと黄色いラインが入った車両が、長旅を終え陸揚げされた。

 陸揚げは午前中に行われ、台車を外した車体を1両ずつクレーンでつるしトレーラー車へ移した。同電鉄の営業運行が終了した夜、港から外川駅付近に運ばれ線路に下ろされた。

 購入した車両は1963年製造。東京・京王電鉄で走っていたものが88年に伊予鉄道へ譲渡され、郊外電車「700系」としてことし6月まで営業運行していた。車両購入費は約140万円で、輸送費が3000万円程度掛かった。

 来年3月までに整備を終え運行を始める。車体の色について同社は「銚電に合った、市民に親しみあるカラーにしたい」としている。老朽化した1両編成「デハ1001」(黄色い銀座線カラー)は入れ替えで引退する。

 銚子電鉄で使用する600ボルトの電圧に対応する車両は少なく、伊予鉄道からの車両購入は4両を導入した2009年以来、3回目。デハ1001が引退すると、すべて京王電鉄-伊予鉄道を経た2両編成車両になる。