走る電車がお化け屋敷 怪談車両を運行 銚子電鉄

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お化けが運転する? 銚子電鉄のイベント列車=19日夜、犬吠駅
銚子電鉄提供
銚子電鉄提供

 銚子電鉄(銚子市)は19日夜、走る電車内でお化け屋敷を体験できる夏休みイベント列車の運行を始めた。明かりが消えた車内で銚子にまつわる怪談を聞き、そこで起きる「恐怖」を味わいながら電車が進む。

 車庫でおはらいを済ませた特別仕様の1両編成車両を使用。第1便には親子ら約25人が乗り込み犬吠駅を出発した。薄暗い車内で怪談に耳を傾けていると恐怖の仕掛けが乗客を襲い、小さい男の子は「いやぁーだ。何かいる。怖いよ」と母親にしがみついて大泣き。大人もちょっとした音にびっくりして悲鳴を上げていた。

 電車は所々で停車しながらゆっくりと仲ノ町駅まで行き、約1時間かけて1往復。真っ暗な電車が暗闇のトウモロコシ畑の中を走り抜ける光景は、不気味な雰囲気を醸し出していた。

 同イベントは、移動手段だけでない電車の楽しみ方を提供しようと企画。全国のお化け屋敷に携わっている丸山工芸社(栃木県佐野市)が手掛け、同電鉄社員も小道具を作った。同電鉄についてブランド向上を研究している地元の千葉科学大生も協力した。

 経営改善に取り組む同電鉄の竹本勝紀社長は「電車を使った非日常的な空間を演出、乗客を楽しませる一つの挑戦。評判になればシリーズ化したい」と話している。

 イベント列車は週末を中心に8月30日まで運行。各便定員28人。大人2千円、大人2人組3600円、学生千円、子ども800円(事前ネット購入1割引き)。詳細は同電鉄ホームページで。