2015年6月17日 20:16 | 有料記事
ザルで砂ごとすくい上げ水で洗うと、短時間で大量のイボキサゴが採取できる
盤洲干潟先端の波打ち際で行われたイボキサゴの採取会。奥に見えるのは東京湾アクアライン=木更津市
縄文時代の貝塚から大量に出土する巻き貝「イボキサゴ」の生きた姿を見ようと、千葉市若葉区の市立加曽利貝塚博物館友の会が、東京湾内で唯一、群生している木更津市の盤洲干潟で採取会を開催した。イボキサゴは、縄文人がだしを取るために利用したとの説もあり、「和食のルーツかも」と一部で注目を集める小さな貝。参加者は、広大な干潟を前に歴史のロマンに思いをはせていた。(かずさ支局武内博志)
小櫃川河口に広がる広大な盤洲干潟。東京湾アクアラインと製鉄所の工場群を両脇に臨みつつ、沖合に向かって1・5キロほど潮の引い ・・・
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