スイギュウお別れ ラマ、ハクギュウも 千葉市動物公園 ライオン施設建設に伴い

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園外に引っ越すアジアスイギュウの「モームス」
園外に引っ越すアジアスイギュウの「モームス」

 来年春にライオンを導入する千葉市動物公園(若葉区)は展示施設を7月に着工するのに伴い、建設対象エリアの「家畜の原種ゾーン」で展示されている3種の動物を6月末までに他の施設に順次譲渡・返却する。第1弾として6月1日に引っ越しするアジアスイギュウの「モームス」(メス、16歳)の「お別れ記念ガイド」をきょう23日から計4日間行い、別れを惜しむ。

 モームスはアイドルグループ「モーニング娘。」にちなんで付けられた名前で、人気を集めていた。秋吉台自然動物公園(山口県)に譲渡される。お別れ記念ガイドは23、24、30、31日の各午後1時15~30分に展示場前で実施。飼育担当者が思い出のエピソードを交えながら特徴を紹介する。

 このほか、ラマの「ラマミ」(メス、12歳)は市原ぞうの国(市原市)に譲渡。酪農のさと(南房総市)から借りていたハクギュウの「鈴嶺(りんれい)」(メス、15歳)は返却する。

 建設工事に伴いモウコノウマ、ヤク、ムフロンも園内の封鎖スペースに移し、一時観覧できなくなるが、工事終了後には再び観覧できる。ライオン展示施設は来年3月に完成予定。
◆オランウータン2回目人工授精 来月1日
 3月にオランウータンの人工授精を初めて実施したものの、失敗した千葉市動物公園(若葉区)は6月1日に2回目の人工授精に挑戦する。半月ほどで結果が判明する見込み。

 同園は飼育中のボルネオオランウータンのフトシ(オス、27歳)とナナ(メス、25歳)が繁殖行動に至らないことから、人工授精を3月10日に実施したが、妊娠には至らなかった。

 同園以外でオランウータンの人工授精を実施したケースは国内で9例あるが、いずれも失敗。国外では米国で1件の成功例がある。成功率が低いことから、担当者は「5~6回は継続し、妊娠にこぎ着けたい」と話す。