日常の足に「エビアミー号」 全域対象に10月発車 御宿町のデマンド交通

役場前に姿を見せたデマンド交通「エビアミー号」=御宿町
役場前に姿を見せたデマンド交通「エビアミー号」=御宿町

 御宿町は10月1日、町内全域の住民向けにデマンド交通のワゴン車「エビアミー号」の本運行を開始する。通院や買い物などで出かける際の“日常の足”を提供し、交通難民の解消を狙う。年末年始を除き連日運行する。

 利用者が電話で予約をすると、自宅から乗車し、目的地で降車する仕組み。その逆も可能。目的地は商業施設付近、駅、役場など8カ所設定した。

 導入の背景には、町内に民間の路線バスなど移動手段が少ないことがある。高齢化が進み車を運転しない人が増えたこともある。昨年6月から、導入に向け検討に入っていた。

 本年度の事業費は約400万円。10人乗りのワゴン車1台を使う。料金は大人300円、小学生100円。子どもも利用しやすいよう現金を使わず回数券で支払う方式とした。

 町企画財政課は「宅配ではなく、自分の目で見て買い物を楽しみたいとの声もある。お年寄りが町内を移動すれば町の活性化につながる」と話す。

 エビアミー号の愛称は、町のキャラクター「エビアミーゴ」が基で、地元の小中学生のアイデア。目印として、車両側面に5体のエビアミーゴファミリーのイラストを取り付けた。

 連日運行は「夷隅郡市のデマンド交通では珍しいのでは」と同課。事前の調査で週末、祝日のニーズもあると判断したという。関係者が25日、役場前で出発式を開催し、導入を祝った。


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