個人銀団体銅 柔道世界選手権の快挙報告 「五輪出場の夢が目標に」 船橋のヌンイラ選手

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柔道世界選手権で個人・銀メダル、団体・銅メダルを獲得した船橋市出身のヌンイラ華蓮選手
柔道世界選手権で個人・銀メダル、団体・銅メダルを獲得した船橋市出身のヌンイラ華蓮選手

 船橋市出身・在住で、ロシアで先月開かれた柔道世界選手権に出場し女子個人70キロ級で銀メダルに輝き、団体戦でも銅メダル獲得に貢献したヌンイラ華蓮選手(23)=了徳寺学園職員=が4日、同市役所を訪れ、松戸徹市長に快挙を報告。2年後の2016年ブラジル・リオデジャネイロ五輪に向け、「リオ五輪が見えるようになってきた。夢が目標に変わった」と述べ、混戦の70キロ級で代表に定着し、五輪出場を目指すと誓った。

 ヌンイラ選手は個人戦の女子70キロ級について、「緊張して先にポイントを取られる展開だった。それでも勝ちたい気持ちを発揮して逆転できた」と2回戦、3回戦と続けて劣勢を跳ね返す一本勝ちで勢いに乗ったシーンを振り返った。

 腕ひしぎ十字固めで勝った準決勝は「普段は絞め技はしないけど『やるならこのタイミングかな』と無我夢中で決めた」と、周囲も驚く絞め技勝利を笑顔で解説。決勝は強敵に一本負けを喫した。

 個人戦の活躍が認められ、当初予定していなかった団体戦にも出場。特に、銅メダルのかかった3位決定戦は2連敗で後のない状況の中、4番手として勝ってタイに持ち込み、逆転での銅メダル獲得に貢献。「先に仕掛ける自分の柔道ができた」と同試合が世界選手権で一番の出来と振り返った。

 ガーナ人の父・ルカさんと、日本人の母・明美さんの間に生まれた3人姉妹の長女。船橋市立八木が谷中学2年で柔道を始めると、体の柔らかさと筋肉の強さを生かして急速に力を付けた。得意技は大内刈りで、「パワーを生かした試合運びが持ち味」という王道派。「趣味はアクセサリー作りや料理作りで、細かい作業が好き」という繊細な一面も見せる。