多彩な音楽ジャンル堪能 幕張・サマソニに13.5万人 新旧・内外アーティスト熱演

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夕暮れ時のマリンステージに詰めかけた来場客はアーティストの熱演に酔いしれた(C)SUMMER SONIC 2014 All Right Reserved.
夕暮れ時のマリンステージに詰めかけた来場客はアーティストの熱演に酔いしれた(C)SUMMER SONIC 2014 All Right Reserved.

 日本を代表する都市型音楽フェスティバル「サマーソニック」(サマソニ)が16~17日、幕張新都心など国内2会場で開かれた。15周年の節目を迎える今年、幕張会場には前夜祭を含めて計13万5千人(主催者発表)が来場し、新旧、国内外の多彩なアーティストの熱演を堪能した。地元の住民や企業などが結束し、イベントを活用して地域活性化を目指す取り組みも、毎年の恒例行事として成熟してきた。

 幕張メッセやQVCマリンフィールド、浜辺、公園など新都心を広範囲に活用するサマソニ。今夏の来場者の内訳は、15日の前夜祭「ソニックマニア」が3万人、16日が5万5千人、17日が5万人だった。

 計16万人だった昨年より減ったが、運営会社のクリエイティブマンプロダクションは「十分な数のお客さんに来てもらえた」と評価。来場者にとっても、かえって快適な環境でライブを鑑賞できたり、ステージ間をスムーズに移動できたりと、一人一人の満足度は総じて高かったようだ。

 例年にも増して多彩なラインアップだったのが今年の特徴。クイーン+アダムランバート、クラフトワークといった海外の大御所アーティストから、ピクシーズ、フェニックスなどのインディーロック勢、SEKAINOOWARIなどの日本の人気バンド、きゃりーぱみゅぱみゅ、森高千里withトーフビーツといったエレクトロポップ、ベビーメタルなどのアイドルまでと幅広い。

 これらの音楽を楽しむため全国から集まったファンに「幕張」「千葉」の魅力を発信しようと、地元の企業、住民、大学、行政でつくる「幕張新都心賑わいづくり研究会」が行う関連行事は今年で7年目。15日夜に幕張海浜公園で開いた「幕夏祭」は姉妹ユニットのチャラン・ポ・ランタンのほか、地元バンドが熱演し、約千人が来場した。

 会期中には会場に千葉の物産ブースを出店し、銚子麺屋「潮」のまぜそばを販売、2日間で約900杯を売り上げた。早朝は会場周辺のごみ拾いも行った。

 関連行事の実施は、業務系、文教系、住宅系などの各機能が地区ごとに整然と分かれた幕張新都心の特性から、薄くなりがちだった互いの連帯意識を高める狙いもある。同研究会事務局の県経済政策課は「当初は行政主導だったが、最近では地元が自主的に準備を進めており、地域に一体感が生まれてきた。主催者との信頼関係も深まっている。これからも取り組みを大事にしたい」と話す。