福も徳もある!? 縁起良い七福神冠し 鎌ケ谷の丸型ポスト 名古屋で再デビュー

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再生に向け修復作業が進む鎌ケ谷市内にあったポスト=名古屋市内

 鎌ケ谷市内で2012年まで使われていた丸型ポストが名古屋市で「縁起の良いポスト」として23日に生まれ変わることになった。

 ポストの引き取り先は、名古屋福徳郵便局(名古屋市北区)。縁起の良い名前のため、結婚式の招待状をここから出したり、大安吉日風景印を押印してもらうお客さんが多い郵便局として知られている。今年開局20周年を記念して、七福神を乗せた「福徳ポスト」を設置する計画が持ち上がり、利用できるポストを探していた。

 ポストは1949(昭和24)年製で鎌ケ谷市軽井沢の商店前に長年設置されていたが、利用者が少なくなったため2012年に撤去後、白井郵便局の局長だった若林正浩さん(55)が引き取り、同局の倉庫に保管していた。若林さんと親交のあった名古屋市に住む丸型ポスト写真家の庄司巧さん(49)を通じて、「福徳ポスト」への再生が決まった。

 「福徳ポスト」は23日に設置されるが、すでに名古屋市内に移され、さび取り、さび止め塗布作業は完了。最終的に、若林さんらが朱赤に塗装仕上げし、お披露目される。

 若林さんは、銚子支店長や白井郵便局長を歴任し、東日本大震災後に犬吠埼灯台への白いポスト設置、「白井」にちなんだ白いポスト設置など丸型ポストを生かした街おこしに取り組んできた。「いったん役目を終えた丸型ポストは、鉄くずになってしまう場合もある。鎌ケ谷から名古屋へ、距離は遠いが無事におめでたいポストに復活できて良かった」と喜んでいた。

写真展もスタート
 丸型ポストのある風景に魅了された庄司さんは「丸型ポストは日本の原風景に似合うノスタルジー(郷愁)がある。年々利用頻度が減っているが、工夫して残していきたい」と話していた。福徳郵便局では4日から9月末まで、庄司さんの写真展も開催。千葉県内を含む全国の丸型ポストのある風景写真を展示する。