障害者と地域住民つなぐ 温かいもてなし人気 千葉市緑区のカフェ「♭(フラット)」

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仕事をする女性店員たちと見守る青山さん
仕事をする女性店員たちと見守る青山さん

 千葉市緑区の街中に、障害者と地域の人々をつなぐ懸け橋を作ろうと開かれたカフェ「♭(フラット)」がある。ハンディを抱える店員たちが心をこめて丁寧に入れるコーヒーと温かいもてなしが人気で、ランチタイムには近所の主婦たちでにぎわっている。

 フラットを運営するNPO法人「はぁもにぃ」(同区)の理事長、長浜光子さんは「障害者と健常者がお互いをわかり合える場所を作りたかった。街中にカフェを作ったことには意味があります」と話す。

 カフェでは地元産の食材を生かした料理や菓子などを食べることができる。コーヒーは入れる人によって味が微妙に異なり、カフェを訪れる楽しみの一つとなっているという。

 フラットはカウンセリングスペースとしての一面も持っている。心理カウンセラーが常駐しており、来店者の悩みを聴いている。カウンセラーの青山美千子さんは「周囲の理解不足に苦しむ障害者の母親が来店されることが多い。悩みを抱える人たちを少しでも救えれば」と話す。

 はぁもにぃで働く障害者が手作りし、フラットで提供している「プリンセスぷりん」と蜂蜜「はにぃシロップ」は表彰もされており、人気を集めている。「商品を通じて、はぁもにぃの活動、頑張っている障害者の姿を伝えていきたい」と長浜さんは話す。

 「障害者の生きやすい地域は健常者も生きやすい」。長浜さんは地域密着にこだわる。誰もが「ふらっと」立ち寄れる居心地のいいカフェにするため、今後も活動を続けていくという。