元気でね、風菜 富士サファリパークに「お嫁入り」 千葉市動物公園 お別れ会

「お別れのプレゼント」としてもらった大好物のリンゴを食べる風菜=1日、千葉市若葉区源町
「お別れのプレゼント」としてもらった大好物のリンゴを食べる風菜=1日、千葉市若葉区源町

 繁殖のため静岡県の富士自然動物公園(富士サファリパーク)に「嫁入り」するレッサーパンダ「風菜」(メス、1歳10カ月)のお別れ会が1日、千葉市若葉区の同市動物公園であった。飼育担当者が思い出話を披露したり、来園客がカードにメッセージを書き込んだりして別れを惜しんだ。

 風菜は立ち姿で人気を集める「風太」の孫で、双子のオス「源太」とともに2012年7月3日誕生。あまり上手ではないが、木登りが大好きという。帰属は他園だが、市動物公園で飼育され、今回、帰属園が繁殖のため富士動物公園に貸し出すことを決定。埼玉県こども自然動物公園出身のオス「カフェ」とともに飼育される。

 動物科学館で行われたお別れ会では、動画や画像をスクリーンに映しながら、飼育担当の浜田昌平さんがエピソードを披露。初めて巣箱を開けたときの様子や性別・体重測定の様子などに来園客は興味深そうに見入っていた。放飼場に初めて出したときは、「源太は一人でウロウロしていたが、風菜は母親の後を追っかけてばかりいた」と浜田さんは振り返った。

 その後、会場を放飼場に移し、浜田さんが大好物のリンゴを風菜にプレゼント。暑さのため日陰でじっとしていた風菜が動き出し、おいしそうに食べた。

 夏休みの宿題でレッサーパンダを研究し、赤ちゃんの頃からずっと見ていたという四街道北中2年の山下直人君(13)は「お別れは寂しいけど、向こうでも早く慣れて元気に育ってほしい」と話していた。引っ越しは3日に行われる。


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