「ブームに惑わされないで」 群馬大名誉教授・高橋久仁子さん講演 文化Cで消費者フォーラム

 「消費者フォーラムin千葉」(千葉県、実行委員会主催)が27日、千葉市中央区の市文化センターアートホールで開催された。本年度は「食」をテーマに講演会や事例発表などが行われ、主婦らが消費者として日ごろ心掛けることを学んだ。

 基調講演は長年、家庭科教育で食生活を研究している高橋久仁子・群馬大学名誉教授が「『食べもの情報』ウソ・ホント」をテーマに話した。メディアなどから流される間違いや誤解を招く可能性がある情報に、消費者が振り回される「フードファディスム」を説明した。

 健康やダイエットにいいとの情報が、特定の食品ブームを起こした具体的な例を挙げ、「『我慢せず、食べたい物を食べて、やせられる』。そんな虫のいい話はない」と警鐘を鳴らす。「ある症状に効果がある成分が含まれる食品だとしても、効果が現れるためには、ばく大な量を食べなければならないのに、その説明がない」など分かりやすく話した。

 また健康食品がネットで簡単に個人輸入できることなどを問題視。特定保健用食品(トクホ)では「効果は非常に限定的」と過信しないよう注意した。食品のキャッチコピーや栄養表示の読み方を紹介し、「適度に動き、寝て、食べるのが健康管理の基本」と訴えた。

 事例発表は石井健太郎・ちばの「食」産業連絡協議会会長が食品メーカーの現状や役割を説明。コープみらいの世良仁美・組合員理事が県民提案事業で実施した親子農業体験ツアーの様子を詳しく紹介した。

 ロビーでは実行委員会を構成する県内15の消費者団体が、それぞれの活動をパネル展示。講演に先立ち消費者庁のベスト消費者サポーター章の表彰式が行われ、谷敬子さん、寺尾よしみさん、君津市消費者の会、県宅地建物取引業協会が表彰された。


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