基準超す放射性物質検出 汚水処理用鉱物から 千葉市内の処分場

 千葉市は7日、同市若葉区の最終処分場の汚水処理に使用していた鉱物「ゼオライト」3・5トンから、国の基準値(1キロ当たり8千ベクレル)を超す8490ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。ゼオライトのセシウム吸着効果が市の想定を上回ったことが要因という。処理水の放流を一時止めていたことから、周辺への汚染の心配はない。

 昨年10月に採取した処理水から国の基準を超えないものの、セシウムを検出。豪雨の影響で汚水水位が上昇し、固めて埋め立てた焼却灰と接触したことにより放射性物質が汚水に溶けたことが原因とみられる。

 そこで市は施設の稼働を停止した上、ことし1月31日から汚水処理場内の活性炭吸着塔にゼオライトを詰め、ろ過処理を実施。その結果、水からは検出されなくなったが、3月17日、ゼオライトから基準値を超すセシウムが検出された。

 市は基準値を超えないようゼオライトの交換時期を11日間から3日間に短縮し、4月から処理水の放流を再開している。基準を超えたゼオライトは現在、新港清掃工場(美浜区)に保管。同工場が保管する高濃度の放射性物質を含む指定廃棄物の総量は7・7トンになった。

 今後は当面ゼオライトを使用し汚水処理を行い、放流を継続する。吸着塔のゼオライトの交換には1塔120万円の費用が掛かり、交換期間の短縮により処理負担が増えることから、市は6月市議会に提出する補正予算案に事業費を盛り込む方針。


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