雄「じっと」 雌「しずか」 “動かない鳥”ハシビロコウ 千葉市動物公園で命名式

 “動かない鳥”として人気を集め、昨年の「動物総選挙」で第1位を獲得したハシビロコウの命名式が29日、千葉市若葉区の同市動物公園であり、雄が「じっと」、雌が「しずか」に決定した。2404票もの応募の中から選ばれた。同園の石田戢園長は「動かないことで注目された珍しい動物を名前とともに覚えていただき、長い間親しんでもらえれば」と期待を寄せた。

 ハシビロコウはアフリカ中央部奥地の湖沼地帯に生息し、水辺で獲物を長い間待つため、ほとんど動かないことが特徴。同園では3月29日~4月13日の間、インターネットや郵送などで2羽の名前を募集し、2404票(有効投票数1980票)の中から選定委員7人が絞り込んだ。

 同じ名前の投票は複数あったが、抽選で船橋市の会社員、永田春郎さん(64)と埼玉県草加市の会社員、村田歩見さん(47)が名付け親に。「じっと」は永田さんが「瞬間的にひらめいた」、「しずか」は村田さんが「凜(りん)とたたずむ姿を想像して命名した」といい、2人には石田園長から記念品が贈られた。

 選定委員会会長で千葉都市モノレールの三橋晴史社長は「雄はじっとして動かない『じっと』、雌は静かにたたずむ『しずか』。とても良い名前で、愛着が感じられる」と講評。命名式後、2羽は早くも名前を呼ばれるなどして同園の人気者となり、多くの来園者を楽しませていた。


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