広がれ月見草の花畑 町民30人が1000株植栽 御宿

 オオマツヨイグサ(通称・月見草)の花畑を広げようと、御宿町の月の沙漠公園で苗の植栽が行われた。地元で花の植栽活動を展開する3団体が初めて合同で実施。従来の4倍となる千株の苗を、砂地に掘った穴に肥料とともに差し込んだ。

 この花は日が沈むと黄色い花びらがスローモーションのように徐々に開く。童謡「月の沙漠」の舞台となっている同所では1988年から、「月見草を咲かせる会」(本吉和之会長)が独自に群生地づくりを開始。毎年、240株ずつ植えてきた。

 「もっとたくさんの月見草を咲かせ、みんなに楽しんでもらいたい」と町内で皇帝ヒマワリなどを植える団体などが合流した。

 現場では、禁止されているキャンプを夏場に行う人も見られる。花の数を増やし、「この場所ではできないと思ってもらう」狙いもあるという。

 植栽には約30人の町民が手弁当で参加。苗も自腹で用意した。兼子くに子さん(70)は「日中ではなく夕方から咲く月見草を見ると優しい気持ちになる。しっかり咲いてくれたらうれしい」と笑顔。

 本吉会長は、同志の参加で規模が拡大することを歓迎。「夏の夜にここを男女2人で歩いてほしい。それぐらい、すてき」と話した。

 今回植えた分は、1年後の6月末~7月末ごろ開花する見込み。


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