「幽玄」と「現代」が融合 イオン幕張新都心で薪能

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イオンモール幕張新都心を背景に上演された能「船弁慶」=11日、千葉市美浜区

 イオンモール幕張新都心(千葉市美浜区)前の特設会場で11日夜、ライトアップされた同モールを借景にした薪能が開催された。約800人の来場者は、能の幽玄な世界と現代の建物が融合する幻想的な雰囲気に酔いしれた。

 特設の能舞台前に置かれた薪に火がともされると、人気の狂言「棒縛」が開演。主人の戒めとして棒や縄でそれぞれ両手を縛られた家来2人が、協力して好物の酒を飲む滑稽な場面が見どころで、狂言ならではの誇張した表現に会場から自然に笑い声が漏れた。

 続く能「船弁慶」は源平の戦いを描いた作品。前半の主人公・静御前の美しい舞など能楽師の卓越した演技に加え、QVCマリンフィールド名物の打ち上げ花火との“サプライズ共演”もあり、観客は野外上演ならではの演出を堪能した。