「下総みどり学園」船出 1~9年生416人が交流へ 成田市立の小中一貫型校

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 成田市下総地区の市立4小学校を統合し、市立下総中学校の敷地内に新校舎を構えたことで、小中計9年間の一貫型校となった通称「下総みどり学園」(同市名古屋)が7日、開校式を迎えた。式典では小学生と中学生が早速一緒に合唱し、学校生活で交流を深める目標も披露した。校舎の一部やプール、職員室は共有。行事も一緒に行う。

 成田市教委によると、市町村が設置の小中一貫型校は、鴨川、市原の両市で開設済みで、県内3カ所目。

 厳密には滑河、小御門、名木、高岡の4小学校を統合した市立下総小学校が誕生し、既存の下総中学校と併立するが、下総中の高山勇校長が同小学校長も兼務し、みどり学園として一体的に運営。一部科目では必要な免許を持つ教員が小中両方の子どもを教える。

 中学1~3年生は「みどり学園7~9年生」と呼び、教室看板も「8-A」(8年A組)などと表記。進級移行をスムーズにする狙いで「7年生」の教室は新設した小学校部分の校舎に移り、5年生の授業からは教科ごとの担任制も導入される。

 小中学生と保護者らが一堂に会した開校式典では、新たな校章も披露され、最上級「9年生」の瀬尾尚暉君(14)が、4年生の山倉加恵さん(9)と並び「9学年が力を合わせて、新しい1ページをつくっていきたい」と決意を語った。

 みどり学園としては、学級数23(特別支援5を含む)で、教職員総数は61人。在校生の合計は416人。このうち小学生は、きょう8日に入学する1年生42人を含めて260人で、以前の各小学校と比べ通学距離が長くなる大半の児童がスクールバスを利用する。

◆太陽光発電や蓄電池設備も
 小学校部分の校舎(3階建て)は、中学校のグラウンドだった場所に総工費約21億円で建設され、既存の中学校校舎とも屋内通路で往来が可能。太陽光発電や蓄電池設備も導入した。中学校用グラウンドは、隣接地に新たに確保された。