医療過疎解消へ期待 東金に東千葉MC開院

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 地方独立行政法人東金九十九里地域医療センター(平澤博之理事長)は2日、東金市丘山台3の救急基幹病院、東千葉メディカルセンター(MC)の開院式を開き、森田健作知事をはじめ開設団体の東金市と九十九里町や、近隣市町村の関係者ら約130人が開院を祝った。これまで、重症急性期患者に対応する3次救急医療機関がなかった山武長生夷隅地域の“医療過疎解消”が期待されている。

 同センター(総事業費140億円)は、東金市と九十九里町が県の支援(約97億円)を受け開設した同独法が運営。「救急に軸足を置いた地域の中核病院」で、救命救急センターや千葉大医学部附属病院東金九十九里地域臨床教育センターがあり、医師養成の場としても注目されている。開院初年度は16科146床だが、医師や看護師などの人材を確保しながら23科314床まで拡大し、2016年度のフルオープンを目指す。

 同日の式典で平澤理事長は、すでに今月1日午後5時から救命救急センターが稼働し、5人の患者が集中治療室(ICU)に入ったことを説明。病院開設をめぐり賛否両論があったことを踏まえ「賛成していなかった人からも東千葉MCができて良かったと思えるよう努めていきたい」と抱負を語った。森田知事は「今後ともチームスピリットで(16年度の)フルオープンへ支援していく」とあいさつした。