治水の歴史、児童に伝える 千葉大付小で公開授業

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護岸工事の工法を説明する船越さん(右)=千葉市稲毛区の千葉大学付属小学校

 千葉市稲毛区の千葉大学教育学部付属小学校(竹内裕一校長)で、「建設業」をテーマにした公開授業が行われた。県魅力ある建設事業推進協議会(CCIちば)が主催。船越組代表取締役の船越博文さんがゲストティーチャーとして参加し、5年生に千葉県の治水の歴史や、現在の護岸工事を紹介した。

 授業では江戸時代から続いてきた印旛沼と周辺河川の氾濫を取り上げた。被害を防ぐため、印旛沼に流れる新川と、東京湾に注ぐ花見川をつなごうとしたが、軟弱な地盤に苦しめられ断念した。

 ようやく実現したのが1969年。新川の水をポンプでくみ上げ、花見川に流す大和田排水機場が完成し、約250年をへた悲願が達成された。子どもたちは興味津々で映像を見つめ、説明に聴き入った。

 続いて最先端の護岸工事が紹介される。長さ13メートルにも及ぶ「鋼矢板」を川底に打ち込んで仕切り、内側に環境に優しい「かごマット」を積む。

 船越さんは「父が工事した場所で、自分も仕事している。災害から守るためには、技術を伝承することが大切」と訴えた。

 CCIちばは千葉県と県内の建設業界関係団体を中心に、産官学22団体で構成。公開授業は建設業のイメージアップの一環で、「子どもたちに建設業の魅力を伝え、夢と希望を持たせたい」と実施した。