校舎補助予算が成立 負担総額50億、事実上確定 大学誘致で成田市議会

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 成田市が京成公津の杜駅前に国際医療福祉大学のキャンパス(看護など5学科)を誘致する計画で、同市議会は20日、校舎建設に対する市からの補助金を盛り込んだ新年度一般会計予算案の本会議採決を行い、賛成多数(賛成25、反対4)で可決した。予算執行後も議会の要請に応じて大学側と質疑する機会などを市に求める付帯決議も可決されたが、誘致推進の立場の議員からも検討すべきとの声が出ていた補助金額の圧縮は結局、具体化しなかった。

 これで、誘致計画をめぐる一連の議会審議は終了した。市が同大学に無償貸与するため京成電鉄から購入したキャンパス用地の取得費約20億円と、校舎建設の補助金(今後2カ年に分けて30億円、新年度分はこのうち15億円)を合わせて総額約50億円に上る市の負担総額が事実上確定。議会や市民への計画説明の前に市と大学が大筋合意していた金額のままとなった。

 校舎(9階建て)の建設は2015年度までの2カ年で行われ、キャンパス開学は16年4月の予定。市は開学に伴う基本協定を大学と締結する手続きに入る。

 定例市議会は、市職員の生活保護費着服問題の監督責任で市長と副市長の給与を減額する条例案や新聞に消費税の軽減税率適用を求める意見書も含め計45議案を可決して同日閉会した。