大規模災害備え連携強化 千葉県警、津波想定し避難訓練 千葉市美浜区 歩みの先に 大震災ちば 3年

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津波警報発令を受け校舎屋上に避難する園児ら=11日、千葉市美浜区
横転した車から、けが人を救助する訓練も行われた

 東日本大震災の発生から3年を迎えた11日、千葉市美浜区の旧高洲第二小学校で津波対応避難訓練が行われた。大震災の記憶の風化を防ぐとともに、大規模災害に備えて千葉県警と関係機関の連携を強化するために実施され、市民ら約350人が参加した。

 訓練は東京湾沖を震源とするマグニチュード7の地震が発生し、市内では震度6強を観測したとの想定で行われた。県警のほか日赤県支部、京成バスなどの6機関と学校近くにある高洲第二保育所の園児、花見川区の幕張町四丁目町内会の会員も参加した。

 市内全域で家屋が倒壊、多重事故も発生したとして、横転した車や家屋からけが人を救出する訓練も行った。地震発生から10分後には津波警報も発令されたとの想定で、警察官が園児やけが人を校舎の屋上に誘導。屋上では日赤職員らが救護用テントを設置し、担架でけが人を運ぶ手順を確認した。

 保育所の長谷川いつ子所長(58)は「大震災前までは津波を意識した訓練は実施していなかった。訓練を生かし、落ち着いて移動できるようにしたい」。町内会の石川弘会長(60)も「訓練に参加したことで災害が起きた時に自分たちがやることを確認できた」と話した。

 訓練終了後、県警警備部の小山巌部長は「訓練を積み重ねて、(今後)震災が起きた場合に備えてほしい」と参加者に呼び掛けた。