「現地の人の笑顔に癒やされた」 比での支援活動報告 館山の海自21航空群

  • LINEで送る

フィリピンでの活動を報告する地福1尉=23日、館山市

 昨年11月の台風30号で被災したフィリピンに国際緊急援助隊の部隊を派遣した海上自衛隊第21航空群(館山市宮城)は23日、渚の駅たてやまで活動報告会を開いた。

 地元に基地があるのに実際の任務がよく分からないという市民の声に応えた報告会。派遣部隊長の地福太亮1等海尉(33)が地図や写真を交えて派遣部隊の活動や感想を語った。

 フィリピンでの昨年11月8日の台風30号被害を受け、政府は陸海空自衛隊の統合部隊による国際緊急援助隊の派遣を決定。

 航空自衛隊の輸送機が救援物資を空輸するとともに、海上自衛隊と陸上自衛隊が11月18日に護衛艦いせ、輸送艦おおすみ、補給艦とわだでフィリピンに向かった。

 21空群からは、いせに搭載する哨戒ヘリSH60Kと搭乗員8人を派遣し、レイテ島最大都市タクロバンを中心に、陸自第1ヘリコプター団(木更津市)の大型輸送ヘリCH47JAでは運べない場所への衣料品や水など救援物資を空輸する任務についた。緊急援助隊は12月18日に帰国した。

 11月とはいえフィリピンは連日30度を超し、急変しやすい不安定な気候だったという。地福1尉は「過酷な任務だったが、現地の人が笑顔で迎えてくれたり、手を振って見送ってくれると、疲れも吹き飛び癒やされた。早い復興を祈ります」と振り返った。