市立病院の在り方議論 識者の検討委初会合 銚子

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 赤字経営が続く銚子市立病院の在り方を外部有識者が議論する「銚子市立病院の方向性を検討する委員会」の初会合が18日、同市内で開かれた。地域医療や市財政の現状を踏まえて同病院が目指す診療体制や経営形態を議論し、7月に越川信一市長へ答申する。

 同病院は経営難から2008年9月末に休止後、医療法人財団「銚子市立病院再生機構」が指定管理者になり10年5月に公設民営方式で再開したが、毎年赤字になっている。経費に占める人件費割合が高く、市は12年度、指定管理委託料や赤字穴埋めを合わせて約9億3千万円を支出した。

 新年度は繰り出し上限額を5億円に定めたが、市財政を圧迫する大きな要因になっており、指定管理期間が15年3月末であることから、以降の病院の在り方を検討することにした。

 地元医師会副会長や国保旭中央病院副院長ら8人が委員会メンバーになり、初会合では、銚子や周辺地域の医療の現状が事務局から説明された。徳島県内で病院事業管理者を務めた経験があり、委員長に就任した三村経夫氏は「求められる現実的な病院の姿を描いていきたい」と話している。