「百日大荒行」102人成満 空腹や睡眠不足に耐え… 市川・中山法華経寺

 市川市中山の日蓮宗大本山・中山法華経寺で10日早朝、伝統の「百日大荒行」が成満(じょうまん)を迎え、空腹や睡眠不足に耐えて厳しい修行を終えた荒行僧102人を家族や檀家(だんか)らが温かく出迎えた。

 午前6時、聖俗の境目とされ昨年11月1日の入行以降固く閉ざされていた瑞門(ずいもん)が開くと、修行を終えた僧たちが家族らの前に。入行時には丸刈りだった頭髪やひげは伸び、頬がこけた青白い顔からかれた声を絞り出すように「南無妙法蓮華経」を唱えるその姿は、100日間に及ぶ修行の過酷さを物語っていた。

 大雪の影響が残る境内を大声でお経を唱えながら練り歩く僧たちに、家族らは「お帰りなさい」「お疲れさま」とねぎらいの言葉を掛けていた。

 6回目の荒行に参加した流山市の駒木成顕寺副住職、宮崎聖弘さん(49)を迎えに来た妻の紀子さん(44)は「とにかく無事に成満できて良かった」とほっとした様子で話していた。

 荒行中は午前2時に起床し、1日7回冷水をかぶる「水行」や読経、写経に打ち込み、食事は朝夕2回、梅干し1個のおかゆで、睡眠時間は1日2~3時間の生活が続いたという。


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