「日本酒で乾杯を」 地酒普及へ千葉県内初の条例 “発酵の里”神崎町で提案

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新酒の無料試飲コーナーなど人気を集めた酒蔵まつり。発酵文化の一つとして、神崎町では「日本酒で乾杯」条例が提案される=3月17日、神崎町

 「発酵の里こうざき」を掲げ町おこしに取り組んでいる神崎町で、11日に開会する定例議会に、「日本酒で乾杯を推進する条例」案が議員発議として提案される。日本酒で乾杯する習慣を広め、発酵食品への理解促進と神崎産の日本酒を普及させることが狙い。19日に採決される予定で、可決すれば今月中にも施行の運び。町などによると、県内で類似の条例はないという。

 条例案は、日本酒による乾杯の習慣拡大と発酵への理解促進、酒造業や関連産業の発展や郷土愛醸成が目的で、町に対し日本酒の普及の促進に必要な措置を講じるよう要請。また日本酒生産に関係する事業者には、日本酒の普及を促進するために主体的に取り組み、町や事業者と相互に協力することなどを求めている。理念的条例で拘束力はない。

 町には創業300年以上ある二つの老舗蔵元「鍋店」(大塚完社長)神崎酒造蔵と「寺田本家」(寺田優社長)があり、毎年3月、町内最大級のイベント「酒蔵まつり」が開かれる。