ゆかりの幕末志士 紹介 自治会館に渋谷総司資料室 鎌ケ谷

佐津間自治会館に開設された渋谷総司資料室。左が中村自治会長。
佐津間自治会館に開設された渋谷総司資料室。左が中村自治会長。

 幕末維新の志士、渋谷総司の関連資料を集めた「渋谷総司資料室」が鎌ケ谷市南佐津間の佐津間自治会館にオープンした。

 渋谷総司は現在の鎌ケ谷市北部に位置し、現在も地名として残る「佐津間」の出身。倒幕運動に身を投じ、1868(慶応4)年、長州藩、薩摩藩を中心とする新政府の部隊として結成された相楽総三率いる「赤報隊」に参加した。

 しかし、政府の「年貢半減令」の取り消しに従わなかったため、「偽官軍」の汚名をきせられて同志とともに信州下諏訪で処刑され、22歳の短い生涯を閉じた。

 その後、相楽の孫や総司のおいらによって復権運動が行われ、昭和3年、総司に従五位が贈位され名誉が回復された。総司の生家は、今も市内にあり、家系図や当時の手紙などの貴重な資料が残されている。

 ゆかりの人物を紹介し、郷土に誇りを感じてもらおうと、佐津間自治会の中村弘会長らが自治会館の新設に伴い、展示を企画。県内外の博物館などに問い合わせて資料を収集し、総司の生い立ち、赤報隊の活動、最期、名誉回復などを独自に文章にまとめた。総司が倒幕運動の軍資金を得るため兄に宛てた無心の手紙の複製なども公開している。

 問い合わせは中村会長、電話047(445)0235。


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