高滝湖畔に美術館オープン 「水と彫刻の丘」を新装 モダンデザイン、格調高く 市原

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モダンな外観となってリニューアルオープンした「市原湖畔美術館」=3日、市原市不入
モダンな外観となってリニューアルオープンした「市原湖畔美術館」=3日、市原市不入
オープニング記念企画展の「磯辺行久ー環境・イメージ・表現」。黒潮の流れを世界地図とパイプを流れる水で表した作品「海流資源図・ダイオキシンマップ」
オープニング記念企画展の「磯辺行久ー環境・イメージ・表現」。黒潮の流れを世界地図とパイプを流れる水で表した作品「海流資源図・ダイオキシンマップ」

 市原市不入の高滝湖畔の旧「水と彫刻の丘」が3日、「市原湖畔美術館」としてリニューアルオープン、初日から多くの来館者でにぎわった。モダンなデザインに生まれ変わった館内には、国内外の有名作家の作品のほか、市内在住の国際的銅版画家、深沢幸雄さんのアトリエを再現した常設展示室を新設。前衛作家・磯辺行久の開館記念展も始まった。

 圏央道の開通で再注目される同市南部観光の目玉施設にと、1995年開館の「水と彫刻の丘」を2年の歳月と約6億5千万円をかけリニューアル。来春市内で開催されるアートイベント「中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス」の中核施設としての役割も担う。

 独特な回遊性を持つ既存建物の骨格を活用。コンクリートむき出しのモダンデザインに変身した館内には、アメリカのヴィト・アコンチ、KOSUGE1-16、木村崇人、クワクボリョウタという国内外の有名作家が恒久展示作品を新たに制作。市内在住の世界的銅版画家、深沢幸雄さんのアトリエを再現した常設展示室も作り、市所蔵作品の展示が始まった。

◆前衛作家が開館記念展
 開館記念展として同日から、戦後日本の前衛美術を代表する磯辺行久の「磯辺行久-環境・イメージ・表現」がスタート。各年代の代表作や、県内・下総地区の環境をテーマにした新作など約30点が出品されている。

 同館は月曜休館。午前10時~午後5時(日祝日は午前9時半~午後6時、土曜日・休前日は午前9時半~午後7時)。大人200円、大学・高校生100円、中学生以下無料。「磯辺行久-環境・イメージ・表現-」は11月4日まで。一般800円、大学・高校生・65歳以上500円、中学生以下無料。詳しくは同館、電話0436(98)1525。