谷津田でホタル見よう! あす夜“光のショー” 多古で観賞会 環境保全団体

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ホタルの生息する「出沼の谷津田」を守る菅原さん夫婦(中央2人)と石井さん夫婦(左・右)。6日夜に観賞イベントを計画している=3日、多古町
ホタルの生息する「出沼の谷津田」を守る菅原さん夫婦(中央2人)と石井さん夫婦(左・右)。6日夜に観賞イベントを計画している=3日、多古町

 6日夜、多古町出沼(いでぬま)地区の谷津田の一角で、市民グループ「出沼自然を守る会」がホタルの観察イベントを行う。同会事務局長の石井佳孝さん(68)は「初めてホタルを見る子どもたちもいると思う。きっと喜んでくれるだろうし、自然の大切さを知ってもらえる機会になれば」と参加を呼び掛けている。

 自然を守る会は、出沼地区に移住してから30年以上にわたって環境保全活動に取り組んでいる代表の菅原武治郎さん(73)夫婦と、造園業を営む石井さん夫婦を中心に、この春、同町の町づくり事業に申請し、正式に発足。同地区にある谷津田に生息するホタルと、独特の袋状の花を咲かせるラン科の多年草クマガイソウの保護に尽力している。

 同会によると、町内でもかつては多くのホタルが生息、繁殖していたが、年々進む自然環境の悪化や乱獲などにより、大幅に減少。石井さんは「ヘリコプターによる農薬散布などが原因で、ホタルがどんどん減っている」と警鐘を鳴らし、菅原さんは「昔は夜の田んぼに行けば、ホタルなんてすぐ見られた。今は、この谷津田を何とか自然の形のまま残したい」と力を込めた。

 同会では3日、学区内の町立久賀小学校(平川淳一校長、児童148人)を訪れ、ホタル観賞や生態系などへの理解を深める同イベントの開催を告知。家族らでの参加を呼び掛けた。菅沢英一教頭(53)は「週末なので基本は自由参加だが、子どもたちの自然体験や環境教育のための良い機会になればいい」と話した。

 かつては夏の風物詩でもあった“光のショー”。イベントの時間は午後7時半から。雨天中止。問い合わせは同会、電話0479(75)0444(石井事務局長)。