例えば…公共施設や道路の破損 スマホで千葉市に情報提供 実証実験の参加者募集 日本初、市民参加で課題解決

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ちばレポの内容を紹介する熊谷市長=13日、中央区の市役所

 千葉市は、情報通信技術(ICT)を活用し、地域課題を解決する新たな仕組みづくりに着手した。13日の会見で、市民が多機能携帯電話(スマートフォン)を使って道路の破損など地域課題を専用サイトに投稿し、解決を促す実証実験を開始すると発表。スマートフォンを使用する市民参加型の課題解決の仕組みは日本初となる。市は、参加する市民を14日から募集する。

 市広聴課によると、実証実験の名称は「ちば市民協働レポート」(愛称・ちばレポ)。日本マイクロソフトの協力を得て実施する。

 参加者はまず、市に個人情報を登録してIDの交付を受け、専用のアプリケーションを入手して認証。公園や道路の破損など公共空間の課題を見つけた場合、アプリケーションで写真を撮影し位置情報や課題を報告。専用サイトの地図画面に「ピン」として表示される。表示された課題は市が処理すると仮定して検証。実証実験でも実際に、道路の破損などは土木事務所が対応する。将来的には、市民ボランティアが課題に対応できる仕組みの構築も検討する。

 実証実験の期間は7月中旬から9月末までを予定。参加人数や市民ボランティアが対応可能な作業などを把握した上で、来年度予算に盛り込み、本格運用していく考え。アンドロイド端末と、アイフォーンなどiOS端末のスマートフォン両方で使用できる。IDを付与されれば、パソコンからの投稿も可能となる。

 インターネットの双方向性に着目した同様の取り組みは、アメリカのマイアミやフィラデルフィアなどで行われているが、国内では初めて。