楽しむことを第一に 次の目標は作品展 若葉区の大野恵子さん、日本キルト大賞創作部門1位

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受賞作「丸にこだわる」を制作した大野恵子さん
受賞作「丸にこだわる」を制作した大野恵子さん

 先月開催された日本最大級のキルトコンテスト「日本キルト大賞」で、若葉区の大野恵子さん(61)が制作した「丸にこだわる」が創作キルト部門1位に輝いた。2004年に同部門で2位に入ったことがある大野さんだが、初の1位受賞に「楽しむことを第一に、趣味で作っているけど、やっぱりうれしい」と喜んでいる。

 「丸にこだわる」は畳3畳ほどの大きなタペストリー。黒、青、グレーの三色の布を、ランダムに穴を開けて重ね縫いした作品。他に例のない手法で審査員からは「びっくりした」と高い評価を受けたという。

 以前にも同様の手法で作品を作り、別のコンテストで最優秀賞を受賞したが、その時は計算して穴を開け、頭に描いた通りのデザインだった。しかし今回はあえてランダムに開けることで、自分でも想像できない構図が出来上がった。また使った3色は2位に入賞した時と同じ組み合わせで、「私の大好きな色。ラッキーカラー」と笑顔。

 受賞については「楽しんで作った作品で、制作期間もいつもより短い約3カ月。これで1位を頂いていいのかな」と微妙な心境も。しかしオリジナリティーと、作品の美しさの共存が高く評価されたのは間違いない。

 大野さんが知り合いに誘われてキルトを始めたのは約20年前。十数年前にキルト塾で本格的に勉強し、コンテストの受賞経験も多いが、教室を開いたり、作品を売る予定はなく、「あくまで趣味」で続けている。