再建に向けまた一歩 30年ぶりお札販売再開 千葉市・土気の明治神社

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明治神社の前に立つ小高さん(右)と、30年ぶりに販売を再開したお札を紹介するみこら=千葉市緑区土気町
明治神社の前に立つ小高さん(右)と、30年ぶりに販売を再開したお札を紹介するみこら=千葉市緑区土気町

 地元有志が再建を進める千葉市緑区土気町の明治神社で、約30年ぶりにお札の販売が再開した。かつての客殿に設置されていた鈴やさい銭箱も再び置かれ、本殿も“化粧直し”した。正月らしさを取り戻した神社に、地元住民が初詣に訪れている。

 同神社は1912年4月、旧土気本郷町に設立された遥拝(ようはい)所が基となり、明治天皇崩御後の同年12月、御真影を掲げたのが始まりとされる。約30年前、土地所有者と神社の間で土地をめぐるトラブルがあり、立ち入り禁止となっていた。

 元新聞販売店経営、小高賢治さん(72)が中心となって明治神社再建委員会を立ち上げた。2010年6月、有志からの借入金で土地を購入。雑木林のように荒れていた境内で、木の伐採や草刈りをボランティアが行ってきた。昨年は、本殿を白色や朱色に塗り直し、9月にはプレハブの仮社務所を設置した。汚れていた鈴も磨き、拝殿跡地に再び設置した。正月に合わせ、甘酒やおみくじなども用意した。

 拝殿の再建の他、水道やトイレ、参道の整備などが課題となっている。再建に向けて募金も呼び掛けており、昨年は約230人が寄付した。